1949-05-19 第5回国会 衆議院 文部委員会 第22号
文部者は國語研究機関をみずから持つておられます。このレクリエーシヨンを一体この議案にお掲げになるならば、みずから持つておいでになる國語研究機関に付議をなさつて、あそこでも頭を下げたからこのままこんな妙な字をお書きになつたのか。この点がはつきり伺いたいのであります。
文部者は國語研究機関をみずから持つておられます。このレクリエーシヨンを一体この議案にお掲げになるならば、みずから持つておいでになる國語研究機関に付議をなさつて、あそこでも頭を下げたからこのままこんな妙な字をお書きになつたのか。この点がはつきり伺いたいのであります。
國家的な國語研究機関の設置は、すでに明治以來、先覚者によりまして提唱されたところでありまして又終戰後におきましては、第一回分國会において参衆両院共にこの趣旨の請願を採択して参りました。その外、國語審議会の建議なり、又米國教育使節團の勧告等も、かような研究機関の設置を要望しております。
これは実に明治以來先覚者たちによつて提唱されてきた懸案であり、また終戰後においては、第二回國会において、本院及び参議院が國語研究機関の設置に関する請願を採択し、議決されたのを初め、國語審議会からの建議並びに米國教育使節團の勧告等、その設置については、各方面から一段と強く要望されるに至つたものであります。
一切の文化活動というものは言語、國語によつてなされるものであり、從つて文化國家の建設ということは、言語研究、國語研究より始まると言つて過言でないと思うのであります。そこで、國語研究ということは、文化建設の上の出発点であるとともに、最終点だと私は存ずるのであります。
一 國語政策の立案上参考となる資料の作成 二 國語研究資料の集成、保存及びその公表 三 現代語辞典、方言辞典、歴史的國語辞典その他研究成果の編集及び刊行
○稻田政府委員 予算といたしましては、教育文化費のうちの学術教育調査研究費の中の國語研究費といたしまして、八百十七万二千円組まれております。ただなおこのほかに一般行政費の中に、職員の家族手当でありますとか、俸給の補正の費用その他がほかのものと一緒に組まれておりまして、全体といたしまして、研究所に向けられますものは、およそ八千万円程度でございます。但しこの予算は、本年度は八箇月分を計上しております。
主体はやはりこの國語研究ということ田、今後提案しております國語研究室において主としてもつぱらやる。こういう建前でできております。
○武藤專門員 先ほどの政府の提案理由の御説明の中で、第一回國会において衆議院及び参議院が國語研究機関の設置に関する請願を、採択し議決されたのを初め云々とありましたが、これは文化委員会に付託になりましたことでございますので、すべては当時の速記録に明らかでございまするけれども、一言粗筋だけを御紹介申し上げたいと存じます。
國家的な国語研究機関の設置は、明治以来先覚者たちによつて往々提唱されて来ましたいわば懸案でありまして、また経験の後におきましては、第一回國会において、参議院及び参議院か國語研究機関の設置に関する請願を御採択になり、決議されましたのを初の、國語審議会からの建議並びにアメリカの教育使節團の勧告とその設置につきましては、各方面から一段と強く炭望されておるところであります。
もつと自由奔放に、國語研究が何らかの学術的な目的を持たずにいもつぱら國語学上から自由奔放に特殊の目的を持たずに研究し得るということであれば、わが國のために幸福でありますが、わが國の現然はそごまで行くかどうかを考えなければならない。自由奔放な学術研究は好ましいけれども現実はそこにない。
関する調査研究、國語教育の目的、方法及び結果に関する調査研究、それから今日以後民主的社会を向上発達させる意味において非常に重要性を持つておりまする、いわゆるマス・コミユニケーシヨンいう意味におきまする新聞、放送或いはその他廣告掲示といつたような場合の、多数を相手といたします言語に関する調査研究というようなものを行いまして、更に又この調査研究に基きまして、國語政策の立案上参考となる資料を作る或いは國語研究資料
國家的な國語研究機関の設置につきましては、実に明治以來先覚者たちによりまして提唱されて來た懸案でありまして、終戰後におきましても、すでに第一回國会におきましては、衆議院及び参議院が、國語研究機関の設置に関する請願を採択し、議決されておるのを初めといたしまして、國語審議会からの建議、又米國教育使節團の勧冑等もありまして、各方面からその設置が強く要望されておるのであります。
かように考えまして、その基礎的な研究をまず十分にいたしますために、先ごろ本委員会では御採択になりました國語研究事を設置する件ということも、文部省において大いに努力いたしまして、本年から出発することになりましたが、その國語研究所などで十分研究を積んだ上で、國民の全体の意思に訴えて決定すべきだ、かように考えておる次第であります。
○山本勇造君 只今議題となりました國字國語研究機関設置に関する請願につきまして、委員会における審議の経過並びに結果につきまして簡單に御報告申上げます。 この請願は、安倍能成氏外五氏から提出されたものでありまして、その趣旨は、我が國の言葉、我が國の文字は非常にむずかしい。その上混乱をしている。
かようなわけで、私共御請願にあるように國語研究を設けることは全く同感でありまして、過般次官から私に代つてその旨は申上げたのでありますが、その當時、この研究所は國立とするか或は私設とするかというような問題がまだ未決定であつたと思うのでありますが、この點につきましていろいろ事情を考究いたしました結果、研究所は國立とすることが妥當である、こういうふうに私共は考えてここに至つたのであります。
これは國語研究に限らない。經濟安定文部にしても、或いは物價廳にしても、一般に從來の政府は非常に大きい研究所を持つておるという習慣に對して、我々國會が反對しなければならんと同じ理由から、これはどうしても政府が非常に大きな研究所を作るということはできん、調査機關を作るということは許されない。
私は先程川上さんの御提案の國語研究問題を、多少それを制限する。そのことは或形においてこうあつと欲しいという盜然的な意味においては、或いは文部省の御制限が、指し示すという、こうあつと欲しいとか、或いはこれに止めて欲しいとかいう意味のことと、私は前から承知いたしておりまして、それ以外において、それでなければならんというものとは私承知していないのであります。